年次点検前に気をつけておくことは?

悩む人
受電設備の年次点検をやるけど、事前に準備しておくこととかあるのかな?
筆者
初めての年次点検や、久しぶりの年次点検であれば不安でどんなことを準備していいか忘れている人もいると思います。
そんな人のために年次点検前に準備することを説明しまします。
この記事の内容
  • 年次点検に準備しておくこと
  • 年次点検を無事に終える方法

受電設備年次点検前の準備

電気主任技術者にとって受変電設備の年次点検は年に1度の大きなイベントです。

しかしながら、準備をして、備えていないと大きな事故にも繋がります。

年次点検前に必要な準備をまとめましたので、これを読んで万全の準備をしましょう。

筆者
それでは、ひとつひとつ見ていきましょう!

非常用電源切り替え方法の確認

停電作業では、冷凍庫など停止させることのできない機器は非常用発電機で電源を供給することが多いです。

そこで、非常用電源へ切り替えるための手順を確認しておきましょう。

非常用電源への切り換えは一般に次のように行います。

非常用電源への切り替え方
  1. 発電機を始動させる
  2. 非常用電源側に電源を切り替える(DCS切り替えカバースイッチなどで切り替え)
  3. 非常用電源側のブレーカーを大元から順番に入れていく
  4. 機器の電源が入っているか確認

電源が機器に送られていても作動してないこともありますので、必ず自分の目で動作しているか確認するようにしましょう。

停電の流れの確認

停電作業は送配電の人と連絡を取り合って、送電を止めてもらう必要があります。

事前に送電を停止してもらう手順を確認しておきましょう。

特別高圧で送電を停止してもらう手順は一般に次の通りです。

特別高圧の送電を停止してもらう手順
  1. 大元のガス遮断器を切ることを送電業者に連絡
  2. ガス遮断器を切る許可が送電業者から折り返し連絡が来る
  3. 許可の連絡が来たら大元のガス遮断器を遮断

送電業者に連絡してから、停止するまで30分ほどかかることもあるので、年次点検開始から逆算して早めに連絡しておいた方がいいです。

停電の影響が出る設備の確認

停電・復電時にVCBなどの急激な遮断によってサージ電圧・電流が発生します。

これにより、精密機器など過電圧・過電流に弱い機器が故障する可能性があります。このサージによる故障を防止するためにあらかじめ電源を切ったり、コンセントを抜いたりして起きましょう。

主に、サージに気をつけるべき機器には次のような物があります。

サージに弱い機器
  • エアコンなどの空調機器
  • パソコン
  • センサー関係
  • コンプレッサー

交通手段の確認

停電作業の日は普段より早く出社することが多いです。

そのため、電車など普段使っている交通手段が使えないこともあるため、停電作業当日の交通手段を考えておきましょう!

筆者
私は、普段は電車通勤ですが、停電作業の日は自転車で通勤します!

停電後の設備復旧について

工場などの停電後は生産設備を元の状態に復旧しておく必要があります。

工場の設備担当とあらかじめコミュニケーションをとってどの設備を復旧するか聞いておきましょう。

必要があれば、設備が詳しい人に手伝ってもらって、停電後すぐに生産が再開できる状態にしておきます。

さいごに

停電作業の日は、普段とは違い不規則で、何かと気にすることも多いので、この記事を参考に円滑に作業してください!

今回の記事のまとめは次の通りです。

記事のまとめ
  • 非常用電源切り替え方法の確認
  • 停電の流れの確認
  • 停電の影響が出る設備の確認
  • 交通手段の確認

 

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