この記事の目次
筆記用具
筆記用具は技能試験でも複線図を描くのに必要になります。
筆記試験で使ったものをそのまま使うことができますので、筆記試験に必要なものをまとめた記事を参考にしてください。
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工具
電気工事士の技能試験では、工具を持参する必要があります。
そのため、必要な工具がない場合は自分で購入しなければなりません。でも、電気工事士したことない人にとっては何をそろえていいかさっぱりだと思います。
そこで、筆者が第2種電気工事士技能で必要な工具をまとめましたので、この記事を参考に工具をそろえてください。
技能試験では電動工具以外すべての工具を使用することができます。
その中でも、次に挙げる指定工具は最低限必要になりますので必ず持参しましょう。
さらに、指定工具にプラスしてケーブルストリッパーもあるとVVFケーブルの施工時にとても便利です。
次の電気工事士技能試験用のセットを買えば上記で説明した工具をすべて揃えることができるため、何も持っていない方には次のセットで購入するのをおすすめします。筆者自身も実際にこのセットを購入しました。
ペンチ
ペンチは切断、ひねる、挟む、引っ張るという動作に向いています。
第2種電気工事士の技能試験では、ペンチ主に引っ張ることや切断するために使います。
輪作りをペンチを使ってすることもできますが、ケーブルストリッパーのほうが作りやすいのでわざわざペンチを使わなくてもいいですね。
プラスドライバー
ドライバーはネジを締める際に使います。
電気工事士技能試験では、径が4mmのネジを使用します。
ドライバーはその番号によって、締めれるネジの大きさが決まっており、この場合径3mm〜5mmに対応する「2番のプラスドライバー」を選びましょう。
マイナスドライバー
マイナスドライバーはそれほど使いませんが、スイッチの銅線を外す際などに使用します。
マイナスの幅が5.5mm程度のものを選ぶと良いです。
電工ナイフ
電工ナイフは電線の被覆をむく際や、ゴムブッシングに切り込みを入れる際に使用します。
特に指定はないため、切れ味の良いものを使用しましょう。
スケール
長さを測れれば、巻き取り式のものでも、定規のようなものでも何でも問題ないです。
ただし、長さは40cmはあったほうが試験問題に対応しやすいです。
ウォーターポンププライヤー
アウトレットボックス内で電線管、ロックナットなどを保持する時に用います。
口幅を調整できるため、ベンチに比べて太いものでもしっかりと掴むことができます。
リングスリーブ用圧着工具
リングスリーブ用圧着工具は圧着端子を圧着するための工具で、電気工事士試験で用いる圧着工具は指定されています。
「JIS C9711:1982/1990/1997」適合品を使用する必要があります。
指定されているJIS適合品の圧着工具は持ち手が黄色くなっているのが目印です。
ケーブルストリッパー
電気工事士の技能試験で最低限必要な工具を、指定工具と言いますが、ケーブルストリッパーはこの指定工具の中には入っていません。
しかし、VVFケーブルを施工する際はとても役に立ち、早く作業できるため持っていくことをおすすめします。
ケーブルストリッパーを使えば、VVFケーブルの施工で次のことができます。
- 電線の切断
- 電線のビニルシースをむく
- 電線のビニル絶縁体をむく
- リングスリーブを作る
技能試験の練習ならレンタルがおすすめ
技能試験を受験するにしても、何も練習せずに合格するのは難しいです。
しかし、練習セットを購入するとなかなか高額になります。
そこで、おすすめするのが練習セットのレンタルです。
技能試験練習セットのレンタルをおすすめする理由は、次の通りです。
- 価格が購入するよりも安い
- ゴミは段ボールに入れて無料で返却できる
- 候補問題すべてを網羅した部材が手に入る
さいごに
個人的には電気工事士試験は筆記試験よりも技能試験のほうが合格するうえで壁でした。
まずは、この記事を参考に工具や練習セットをきちんとそろえるところから始めてみましょう!