この記事の目次
LED化する方法
蛍光灯からLED照明に変える方法は次の2種類あります。
・本体はそのままで蛍光灯からLED灯に変える
・本体ごと取り替える
それぞれどんな方法か詳しく説明して行きます。
本体はそのままで蛍光灯からLED灯へ変える方法
蛍光灯の本体をそのままでも取り付けられるLED灯が今は販売されていますので、そちらを使うと工事不要でLED化することができます。
40形蛍光灯にそのまま取り付けられるので、部分的に交換する場合でも目立たなく交換できます。
本体ごと交換する
見た目を重視したいときや、より省エネ交換を高めたい場合は本体ごと取り替えたほうがいいです。
蛍光灯にそのまま取り付けられるタイプだと見た目は蛍光灯と変わらないので、美しくはないです。それに対して、本体ごとLEDに変えると洗練されたデザインの照明にできるため見た目にもきれいになります。
LEDの取り付け工事
本体ごと入れ替える場合の工事方法について説明します。
1.もともと取り付けてある照明の型番を調べる
照明に型番が貼ってあるシールがありますので、そちらを見て型番を調べます。
2. 型番をもとに取り付け方をする確認
照明によって取り付け方は反射傘付きや埋込式など様々あります。もともと取り付けられていた照明がどういった取り付け方をするのか型番から仕様を調べて確認します。
ボルトの位置などもあっていないと、取り付けられませんのでどの位置にボルトがあるかもポイントです。
3. 光束を確認
光束は照明の明るさの指標でその値で、照明の明るさがわかります。
型番から仕様書を調べて、もともと付けていた照明の光束と同じくらいの製品を選べば明るさを変えることなくLEDに変更できます。
光束の目安としては、事務所で使う照明であれば、5000ルーメン程度です。
4. 条件にあう照明を注文
調べて光束、取り付け方があった照明を見つけたら注文しましょう。
LED照明は蛍光灯に比べて単価は高いですが、その分寿命が長く、消費電力が少ないので長い目で見ればお得です。
5. 停電できる日の調整
条件にあった製品が届いたら、いよいよ取り付けしていきましょう。
LEDを取り付ける際はむき出しの電線を触る必要があるため停電作業になります。
1人作業の場合だとLED1台につき30分程度の作業となり、その分だけ停電が必要になります。台数が多い場合はもっと停電時間が多くなるのであらかじめ停電の調整が必要です。
停電する際はLEDを取り付ける場所のブレーカーを落としますのであらかじめ場所を確認しておくといいでしょう。
6. 停電する
作業日になったらまずは、ブレーカーを落としてLEDを取り付ける場所の停電をします。
ブレーカーを落としたら誤って誰かがブレーカーを入れないように「作業中」などの掲示としておくより安全です。
7. 古い蛍光灯を取り外す
停電ができたら古い蛍光灯を取り外します。
念のため配線を触る前は検電を行いましょう。
大体の蛍光灯はマイナスドライバーを挿し込む箇所があるので、そこにマイナスドライバーを挿し込みながら配線を引っ張ることで抜くことができます。
一人で作業する場合は、固定ボルトを片方抜くと押さえながらやらないといけなくなるため、かなり大変になります。可能な限り2人作業でやる方が効率的です。
8. LEDを取り付ける
蛍光灯を取り外したらLEDの取り付けです。
まずは、配線を通すための穴がありますのでそこから配線を出しておきます。
これをやらないと固定してからだと配線を出せないため苦労しますよ。
次に固定ボルトに固定します。これも2人作業で1人が支え役、もうひとりがボルトを回す役で役割分担してやると効率的に行えます。
9. 点灯確認
取り付けが終わったら、まずはオフにしていたブレーカーをオンに戻します。
戻したら照明のスイッチを入れて電気がつくか確認しましょう。
さいごに
今後蛍光灯はなくなっていく一方で、LEDはどんどん増えていきます。
LEDに交換すると消費電力も抑えられるので、電気代も抑えることができます。
取り替え方を今回の記事を参考に習得して、いざと言う時できるようにしておくと重宝するでしょう。