また、その原因と対策を知りたい!
近年はインターネットの普及や、機械の自動化などで電気の需要はますます高まってきており、雷による事故は起こる社会に甚大な被害を及ぼします。
そんな雷による事故の種類および対策を今回は解説して行きます!
この記事の目次
雷の発生原理
雷雲が発生し、どのように電荷が分布するのか説明していきます。
次のように雷雲は電荷を帯びていきます。
- 雷雲中で大気の水蒸気が断熱膨張を起こす。
- 粒の大きさの違いと上昇気流によって、雷雲上部には温度の高く(ー10℃)、粒の大きいひょうやあられができ、下部には温度が低く(ー20℃)、粒の小さい氷晶が形成される。
- この時温度の高い(ー10℃)ひょうやあられは負に、温度の低い(-20℃)氷晶は正に帯電する。
- 雷雲下部の負電荷によって大地表面に正電荷が蓄積される。
- 雷雲下部の負電荷と大地表面の正電荷によって強い磁界が生じる。
- 雷雲下部の大地間の磁界が絶縁破壊に至ると直撃雷となる。
図でイメージを表すと次のようになります。
直撃雷と誘導雷
続いて直撃雷と誘導雷について説明します。
直撃雷
雷が送配電線その他の機器に直接落雷することをいいます。
誘導雷
誘導雷は直接送電線に雷が当たって影響が出るわけではなく、雷により間接的に強い磁界が発生し、通信電や電力線に影響を与えます。
誘導雷はその発生原理によってさらに、電磁誘導雷と静電誘導雷に分けられます。
誘導雷のイメージを図で表すと次のようになります。